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「銭ゲバ」 第8話
風太郎は自殺した茜の姿を見て、ただ呆然としていた訳ではなかったのですね…。
「バカだなぁ… 死んじゃうんだ… 茜…」
この呟きから察するに、どんなことがあっても茜なら自分を普遍に愛し続けてくれる、母・桃子のような存在なのだと思い込んでたんじゃないでしょうかね。
彼女が自ら命を絶ったことで、心のバランスをすっかり失ってしまった風太郎。
それでも追い詰められた緑が自分を襲おうとした姿を目の当たりにして、彼女には自分と同じ殺人者になって欲しくない…との思いは残っていたようです。
「地獄に行ったら、お父さんや茜にも会えなくなっちゃいますよ!」
風太郎に思いっきり突き飛ばされる、緑… 
色んな意味でこのシーンは、ミムラさんの体当たり演技でした。

毎晩魘されていた風太郎は、夢と現実の区別がつかなくなってしまほど一層酷い状態に…。
大声を上げながらパジャマのまま家を飛び出し、会社の金庫の中の札束を鷲掴みに確認して、やっと悪夢から解放された様子。
そんな風太郎の姿を冷静に見つめていた緑は、「忘れ物よっ!」とスーツを彼の前に投げ捨てる。
我に返った風太郎から、「緑さん、ドライブに行きませんか?」と意外な言葉が…。

車の中で風太郎は、子供の頃に負った目の怪我のせいで視神経がおかしくなり、世界が歪んで見えるようになった…と告白したのですが、画面に映し出された映像から、彼の目はこんな風に見えていたのかと思うと、何ともやりきれない気持ちになってしまいました。
歪んだ世界と、歪んだ人間の心、歪んだ大人たち… 

生まれ故郷にやって来た風太郎は、海辺に立つ小さな小屋の中で、子どもの頃の出来事を思い出していました。
愛人を家に引っ張り込んでいた父親に追い出され、風太郎と桃子が寒さをしのぐ為に辿り着いた場所。
母親と二人、ひと時の安らぎを覚えた小屋でもあったようです。
そして宏を殺めてしまった日も、ここへ駆け込んでいた。
誰も信じられない、金持ちにさえなれば… 銭さえあれば…
「金持ちになって 幸せになってやるズラ」
柱に刻みつけて、自分に言い聞かせる風太郎。

三國家に帰って二人は眠れない夜を過ごしていた訳ですが、風太郎は緑に「しりとり歌合戦」をやろうと突拍子も無い提案を…。
でもこれは母・桃子のことを思い出してのことだったようですね。
風太郎の中に絶望を感じ取った緑は、「まさか死ぬんじゃないでしょうね?それは絶対、許さない…」と釘を刺す。

そんなある日、警察を辞めた荻野が風太郎の元を訪ねてきた。
弟・宏がなぜ殺されなければならなかったか?
彼は殺される前日、実は風太郎を引き取ろうと思っていたと聞かされる。
それでも一ミリも動揺しない風太郎。
もう、今となってはどうでもいい…。
荻野も自分の弟が殺されるようなことをした訳じゃなかったと聞き、納得して帰って行きました。
でもこの真実を聞かされて、逆に憎しみが増すような気がしたのですが、今の荻野にはもう風太郎を憎む力も残っていなかった…っていうことなんでしょうかね。

しかし驚いたのは、伊豆屋の皆さん…。
真一の2000万円の借金を返せないなら、死亡保険に入るよう借金取りに言われ、とうとう前後不覚になってしまったようです。
妹の由香は風太郎をホテルに呼び出して、自分の体でお金を貸して欲しいと言い出す。
結局は風太郎に追い出されたようですが、その後何食わぬ顔でベラ定食を食べに行った風太郎。
土下座して借金を申し出る祥子と、断った風太郎に脅しを掛けて包丁を向ける保彦…。
ここの人たちだけは、絶対に腐った人間じゃない。
そう信じていた風太郎は、全てを否定され、何もかも裏切られた気持ちでいっぱいになり落胆する。

一方、10億円を返しに三國家にやって来た健蔵。
アチコチでお金を使い、外国人のお姉ちゃんたちとドンちゃん騒ぎしたりで楽しんだものの、大金を持ち歩く生活にも疲れ、結局は虚しくなってしまったようです。
「おまえが死んでくれと言うなら、死んでやる。でも俺の人生だ。金と心中は御免だ…」
風太郎が健蔵を殺さなかったのは、母親との約束があったから。
「会社で全部父親のせいにされ、クビにされてしまったことで、あんな風になってしまった。
だから恨まないであげて…。」
健蔵は性根から腐っていた訳じゃなかったのか…。
風太郎の様子から覚悟を察した健蔵は「子どもは親より先に死んじゃいけないんだぜ…」と、最後は父親らしい言葉を残して、去って行きました。
ろくでもない父親だった健蔵ですが、桃子が夫として選んだことは全否定されずに済んだような気がしましたわ。

その夜はぐっすり眠り、翌朝穏やかな気持ちで目覚めた風太郎。
歪んだ現実の世界、生き地獄から解放される。
一人で車に乗り込んだ風太郎を、呼び止める緑。
「約束どおり、見届けてあげる…」
ダイナマイトを体に巻きつけた風太郎は、あの小屋で最期を迎えようと決心したようですが…。
この“ダイナマイト”ってところが、また昭和ですわ~(^▽^;)アハハ
そして風太郎は、導火線に火をつけた・・・・・

う~、次回はとうとう最終回ですか~。
最後はどんな終わり方になるのか、まさに緑と一緒に見届ける気持ちです。


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最後まで、見届けるズラ…

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テーマ : 銭ゲバ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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(非公開コメント受付中)

>この“ダイナマイト”ってところが、また昭和ですわ~(^▽^;)アハハ
( ^∀^)あはは・・・
確かに昔の東映のやくざ映画みたい・・・なつかしか~(笑
原作ではピストルだったのに、脚本家さんとスタッフとで風太郎らしい死に方を
考えてこうなったのかな~
ところで何で腕縛ったりしてるのかな?
他のブロガーさんであれは整形した真一って書いてる方もいて、私もありえない話ではないように思うけど・・・わからない!最終回、今からドキドキです。
えー!
きこりさん、そうなの?
あ、いきなりすみません。びっくりしたものでσ(^_^;
それはそれで面白いかも~。
真一はどこへ行っちゃったのかなぁって思ってたんですけど、
そんな大役があったとは!
風太郎になりきる演技を身につけてたのか~。チガウカ(笑)

>その夜はぐっすり眠り、翌朝穏やかな気持ちで目覚めた風太郎。
>歪んだ現実の世界、生き地獄から解放される。
本当に穏やかな顔をしてましたもんね。
あの歪んで見える世界にもゾッとしました。
解放される風太郎を想像すると…
ダミーは考え難いんですけどね~(^_^;)

最終回が楽しみです。
あ、期待したらイカンイカン(笑)
お返事が遅くなりました~(^^ゞ
>きこりさん
>昔の東映のやくざ映画みたい…
(゜-゜)(。_。) ウンウン(笑)
ざばーん!

ををー!
原作はピストルだったのですか?( ..)φメモメモ
70年代のマンガなので、てっきり原作通りのダイナマイトだと思い込んでました。(^^ゞ

そうそう!
わざわざ腕を縛るのが不思議でした。
真一が整形してるかも…_¢(0_0ヘ) フムフム
私の周りには、緑の仕業だと思わせるため…みたいな予想をしてる方がいました。
最終回、色んな意味でドキドキですね。

>manaさん
(゜-゜)(。_。) ウンウン そういえば、あれ以来真一が出てきてませんもんね。
風太郎になりきる演技…(≧∇≦)ノ彡バンバン!

>あの歪んで見える世界にもゾッとしました。
まさか、風太郎の目にはあんな風に歪んで見えてたとは…。
最後の最後に見せるなんて~(^-^;A
覚悟の自殺は、現世から解放されたい…って方が自然なんですが、それにしてもなぜ手を縛るぅ?謎ですわ~。

ホンマ、あかんあかん…(笑)(‘ ▽‘)ゞテヘッ


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